先月の29日、"夏の甲子園" 第91回全国高校野球選手権大会の
東東京大会予選を観るために神宮球場へ出掛けてきた。
決勝戦。帝京高校 対 都立雪谷高校 の試合だ。
球場へ着いたら、既に8-0になっている。帝京側のリードだ。
しかし決勝戦だけあって、点差にもかかわらず大半の席は埋まっており、
2回戦や3回戦と比べて観客の熱気が格段に違う。
"雪高"こと雪谷高校側のスタンドに座り、観戦した。
帝京の打線が止まらない。
開く一方の点差にもかかわらず、尚も犠牲バントや
スクイズを執拗に決めてゆく帝京選手たちに
雪高側の選手も観客もなす術がないといった風情だ。
・・・・ついに、20点の大差がついた。
それでも雪高サイドの観客はその殆どが席を立たず、
「がんばれ、雪高!」「次の回はイケるよ!」等の
熱い声援が引切り無しに飛ぶ。
試合終了。24-1のスコアだった。
帝京選手にも雪高選手にも分け隔てなく贈られる
観客席からの惜しみない拍手は、夏空にも似て、
爽やかだった。
ところで。
試合以外でひとつ気になったことがあった。
ブラスバンドが演奏する、応援歌の選曲である。
当日 両校のブラバンが演奏した曲目をザッと挙げてみると、
"タッチ(85'-87')" "サウスポー(78')" "狙いうち(73')"
"ルパンⅢ世のテーマ(77')" "スキスキソング(69')" "宇宙戦艦ヤマト(74')"…
その殆どが古いアニメソング。新しめ?の曲でもせいぜい
"夏祭り(90')" か "どか~ん(90')"位だ。
(↓当日携帯で撮った動画)
これも様式美の一つなんだろうか。よくは判らないが
再放送すら観たことがないであろう年齢の彼らは、
どんな気分で歌っているのだろう?
それに 応援曲なら、もっと、こう・・・
アッパーで熱い曲の方が向いてるんじゃないのかなあ?
キレと躍動感がみなぎる、エネルギッシュな。。
…という事で、
≪もしも自分が高校音楽教師だったら…≫
と、妄想しつつ、応援曲をピックアップしてみた。
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どうだろう。かなり、強そうじゃないか。
甲子園だって、夢じゃないぞ…
そこで知人に「どう、このラインナップ?高校野球部の応援曲」と
自信たっぷりに見せた途端、鋭い指摘が飛んだ。
「何これ。全部古い曲ばっかりじゃない。選手は幾つなの?(笑」