8/02/2010

夏祭り



毎日猛暑である。
何もしていなくても汗が…冬の寒さが戻って来ないかなぁ~、
などと考えている毎日(恐らく、冬には逆のことを考えると思う)
この時期各地で色々な夏ならではのイベント・行事が行われているが、
一番身近でそして誰もが一度は参加したであろう…『町内会のお祭り』。
御輿(みこし)に山車(だし)に、ワッショイ!だ(意味不明)



地域によって祭りの起源も千差万別だが、祭神:牛頭天王(こずてんのう)を祀る京都八坂神社(祇園社)を流れとする神社が「疫病除けの神」と信仰を集めた所が全国各地に在るようです(筆者の街もこの流れを受け継いだお祭りです)。
漢字で「まつり」は「祭り、祀り、奉り、纏り、政り」であり、個別に意味合いが変わっていき英語では「feast、festival、ceremony、event」などとなる。

そして祭りと言えば「祭囃子」。
これも祭の起源同様地域より異なり各地域によって発展してきた。演奏形態もやはり様々ではあるが、和太鼓(締太鼓など)を2人以上の打ち手を中心として笛(篠笛、能管など)・鉦を演奏する形態が多く見受けられられる。

(筆者の街では11町会ある神輿[大人神輿、子供神輿あわせて30基近く]が境内から出御するのを待つ様に各町会の山車が街道にずらりと並でいるのは圧巻である!そして神輿と共に各町会へと戻っていく)

「祭囃子」を英語で訳すと【musical accompainiment】、そして「囃子方」は【musician】である。
accompainimentは「accompainy:伴奏する(動詞)」の名詞で「伴奏、伴奏部」の意味であるが、
ちょっと違和感があるのは私だけであろうか?なぜなら「祭囃子」と云う言葉の背景に神社・寺社、
氏子・檀家などの地域的信仰の伝承をイメージするからではないだろうか?



pops、jazzなどで使われる「裏コード」(ドミナント・セブンスコードをドミナント・モーションを利用し共通したトライトーンを持つコードに置き換える代理コード)。

【裏(うら)】という言葉からイメージさせられる...何か怪しい感じや、一撃必殺!的な感じ、などなど。
しかし、英語で「裏コード」は【tritone substitution 】もしくは【substitution dominant chord】で、何かがっかりするような…。



楽器を演奏もしくは歌を歌う際に重要なのは『楽曲に対し自分がどの様にイメージ出来るか?』
そしてイメージを頭の中で映像・言葉・絵などに置き換え明確にし、
更に音や声によって具体的に聴く者に提示し届けられるかどうかだと考えている。





【参考資料】
プログレッシブ和英中辞典(小学館)