12/13/2010

revolution


今回は珍しく、拙ブログについて個人的に振り返ってみようと思う。
ブログ開設当初から今迄、電気羊にとっての≪悩ましい事、第一位≫は、
何と言ってもこのブログの大きなテーマである「音楽についての
レビュー」へのアプローチの仕方、そのものである。

・ ・ ・ ・ ・ ・ 

電気羊と" 音楽 "との関係性は、は云わば惑星と太陽のようなモノだ。
自己にとっての日常であり必要不可欠な物。いつも魅惑的で、限りなく
惹かれながらも、安易に近づき過ぎる刹那に一転、一気に飲み込まれて
命をも取られ兼ねない様な恐ろしさを感じる事も度々である。



そんな風に自分にとって大き過ぎる存在である" 音楽 "について、
何か書いてみよう!という試みは暴挙に値する行為。「危険だ…」とは開設前から
密かに予見していたものの、一方で知人同士で新しく何かを始めるというワクワク
感は何物にも代えがたい魅力だ。それが「アナヨル…貴方と夜と音楽と」だった。

そんな事をぼんやり思い起こしながら今迄の更新内容をざっと見渡してみたが、
案の定、自己のレビューの中身は音楽に纏わる世の中の有象無象や日々の雑感
等に終始してしまっていて肝心の" 音楽 "について踏み込んで言及しているものは…
…まだ一編も書けていない。 正に太陽の周りを公転しつづけている惑星状態だ。

それに比べ、gkz、DJの両氏はどうだろう。
gkzは映画というガジェットを用いながら巧みに音楽に言及している。そして
配置や構成までも緻密に考慮され毎回書き下ろされる絵が何と言っても魅力だ。
そして、DJ。彼は何時も怯む事無く真摯に音楽と向き合い、読む者に色々な事を
考えさせてくれた(身内を讃える行為は常々悪趣味だと思っているが、今回のみ許されたい!)

言わば『アナヨル切り込み隊長』的な頼もしい存在であったDJが先週の更新を以て
アナヨルを卒業した訳だが、今後のDJの活躍を楽しみにしたいと思う。そして、
今後もこのブログはgkz氏と共に継続していく事になると思う。

そして、今後も電気羊のレビューは相も変わらず" 音楽 "の周りを公転しながら
ウロウロ、グルグルと彷徨い続けるのだろう。ただ 何時の日にか、自身の中に
革命を起こし、ウロウロ状態から一歩踏み出して" 音楽 "を体現出来たらと思う。

" revolution " 。
今年の電気羊のレビューは「公転」と「革命」の両方の意味を併せ持つ
この言葉が配された、このグループの曲で〆たいと思う。


Prince & the Revolution
" Another Lonely Christmas (1984) "



どうぞ、良いクリスマスを!来る年が貴方にとって実り多くありますように。
そして、今後とも「アナヨル」を宜しくお願い申し上げます。