関係者でも何でもないけれど、勝手に告知させて頂こうと思う─────────
渋谷 毅 Produce
|
今年の年末はどうしよう…と思っていたらつい先日、この公演を知った。
マキさんが居ないのに、と最初は行くことに随分躊躇したが、この企画が
渋谷さんのプロデュースと知り、やっと行く決心がついた。
マキさんのお別れの会以来、足が遠のいてしまっていた新宿ピットイン。
到着したのは10時を回った頃だった。着くのが遅かったかな、と少し
心配したが、既に並んでいたのは50代と思しき男性二人。安堵。
少しひんやりとした静寂の中、発売の時刻を待った。
無事チケットを購入 ───────── 何となくこの場を去り難い気持ちで
周囲の壁に貼られている色々なライブ告知のポスターを眺めてみる。
そうしてやっと、階段脇の「何時もの場所」に気付き、しばし佇む。
去年のマキさんの大晦日公演のポスターが、そのまま残されていた。
この一角だけ、去年の年末から時が止まっていた。
. . . . . .
帰途につく為、地上に出た。外気は薄曇ながらもほんのりと暖かく、ふと
空を見上げると街路樹の葉一枚一枚が陽の光を受けて黄金色に輝いている。
ついさっきまで感じていた地下のひんやりとした空気や、
お別れの会の時に降っていた冷たい雨との差に、少したじろいだ。
道行く人々が一様に楽しげに見える、晩秋の昼下がりだった。
※関連エントリー